数年前に放映されてヒットしたドラマ、「白い巨塔」はご存知ですか?
あのドラマは医療ミスを巡って遺族と大学病院との医療裁判を描いたドラマでした。
しかし、医療裁判が行われているのはドラマの中だけではありません。
平成8年度には575件だった医療裁判も平成16年度には1110件にまで増えています。
もちろん、医師側もミスをしようと思ってしている訳ではありません。最善を尽くしたものの、患者側の希望に添えなかったという事例がほとんどでしょうが
問題はそういった医療技術的なことよりも、そういった医療ミスを隠蔽しようとしたり、患者側に虚偽の報告をしたりと、
結局医療ミス以外の部分で患者側から不信感を得る事になってしまい、それが結果として医療裁判と呼ばれる裁判にまで発展してしまうのです。
医療裁判は実はその半分の件数で和解が成立しています。
これは医療裁判は他の民事裁判に比べて長期間を有するために、遺族である原告側は体力や資金面での問題、被告である医師側は和解を選ぶと言う事で世間からの目を緩和させるという双方共にメリットがある話なのです。
しかし、医療裁判の爪痕というのは、むしろ裁判よりもその後の医療の方に深く関わってきます。
それは、医療ミスやそういった医療裁判を恐れるあまり、治療行為に対しての方針が消極的なものになってしまう可能性があるからです。
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